AUBEとは
片付けられない苦しみから、“夜明け”を迎えるために
私はADHDの診断を受けており、長い間「片付けられない自分」を責め続けてきました。
頑張ってもできない。リバウンドを繰り返す。片付けのことを考えるだけでつらくなる。
そんな日々の中で、生きる気力すら失いかけていた時期もあります。
転機となったのは、自分と同じような悩みを持つ仲間と出会い、
ADHDに特化した認知行動療法など、特性に合った支援を受けることができたことでした。
少しずつ、自分を責めずに生きる方法や、自分に合った片付けの方法を身に着け、生きる気力を取り戻していきました。
ですが、私自身が回復できたのは、本当に“運がよかった”のだと感じています。
発達障害の診断を受けても、
具体的にどうすれば暮らしや気持ちを整えられるのかを教えてくれる場所は、まだまだ少ないのが現状です。
私のように悩み、苦しんでいる方が、いまも多く取り残されています。
そんな現状を変えたい。
かつての私のように「片付けられずに苦しむ人」が、ひとりでも減ってほしい。
そんな思いから、18年間勤めた会社を退職し、2018年に発達障害特化型片付けコンサルティング「AUBE」を立ち上げました。
AUBE(オーブ)とは、フランス語で「夜明け」という意味です。
かつての私は、
「この苦しみは一生終わらない」「もう夜は明けない」と感じるほど、深い絶望の中にいました。
終わりの見えない暗闇の中を、一人でさまよっているような気持ちでした。
片付けのこと、人間関係のこと、将来のこと……すべてが手につかず、希望が見えない毎日。
でも、そんな暗闇の中にも、少しずつ光が差し込む瞬間が訪れました。
このような経験から、AUBEという名前には、
「一生夜は明けない」と思うような苦しみを抱えている方々にも、
いつか夜明けが訪れるように――そんな願いと祈りが込められています。
片付けられずに悩み苦しむ方々が、暗闇から抜け出し、自分らしい光を見つけていく。
AUBEは、そのお手伝いができる場所でありたいと願っています。
AUBE代表
西原三葉